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2016年3月29日火曜日

「神様は直接見てはいけない」グループ展終了しました。

お久しぶりです。

前回の更新から半年ほど日が空いてしまいました。
Bloggerから、簡単に文章の更新ができるサービスに乗り換えようと思う日々です。

ブログでは告知していませんでしたが、去る2016年3月22日より、
名古屋市大須の「モノコト」さんが運営するギャラリースペース「ロジガレモノコト」さんで、グループ展「神様は直接見てはいけない」を開催しておりました。

元々は「プシュケ」という名前のギャラリーがあった場所で、当時は展示の前段階で審査等もありましたから、いつかはこの場所で展示してみたいな、という思いがありました。(現在同市千種区にてプシュケさんは運営されております)
今回、以前の展示から仲良くしていただいているお二方からお誘いいただき、
憧れだったギャラリーで展示することとなりました。

今回の展示の大きな柱であったテーマを持ち込んでいただいた加藤沙恵さん、
webサイト開設や告知面でのデザイン制作をしていただいた小山ひときさん、
お二方とも素敵な文章で総括していただいているのでよかったらご覧いただければと思います。(勝手にリンクすみません)

加藤沙恵さん… http://saekato.tumblr.com/
小山ひときさん… http://koyamahitoki.tumblr.com/

僕は何を書くべきなんかな、と散々悩みましたが、
せっかくだから書きたい事全部書いてしまおうかと思います。


まず自分自身のことから。

会期は6日間、実質在廊していた2日間で得たものは本当にたくさんでした。
普段ギャラリーを回る時、僕は撮影された作家さんと喋ることは殆どありません。
それは僕が他人の心情にまで興味が湧かないのと、単純にお話するのが苦手だし、感想は芳名帳やアンケートに書けば済むものだと思っているからなのですが、
作家側としては直に来訪された方と話すことで新しい解釈の仕方を教えていただけるので、学ぶものは大きいんだと気付けたのは大きな収穫でした。
他人に言われて初めて気づく自分の写真の変化、特色の変化。これからも大切にしていきたい言葉も多くかけていただきました。
とは言いつつも、ついつい話し込んでしまったりすると、自分が作家ではなくて来訪者側だったら写真を楽しめない瞬間もあったかな、とも思いつつ。その辺りのバランスは展示の機会を重ねていきながら解決させていきたいです。

次に写真に関して。
展示させてもらったA0パネルを含む8枚の写真は、今回の展示テーマにしっかり寄り添えたんじゃないかと思います。
芯のあるテーマがあれば写真のセレクトもしやすいし、その辺りは加藤さんに感謝しています。
ただ、展示方法であったりプリントのクオリティについては後悔する部分もありました。そのあたりの「鑑賞物」としての品質向上に関しては、小山さんからの刺激が大きかったかな。 幾つかの改善点は忘れずに次回に生かしたいと思います。

搬出を終えた後、何故だか次の展示はいつ頃にしようかと考えてしまう自分がいて。
写真に対してのやる気というか写欲というか、僕を前のめりにさせてくれた展示でした。
ご来訪いただいたたくさんの方々、写真に興味がなくても応援してくださった友人や同僚に感謝しております。
僕の最大の目標、「写真に興味ない人を振り向かせる」ためにも、これかも写真を撮っていきます。


実は一つ、やり残してると思っていたことがあるのですが、
期間中の忙しさにかまけて、ご一緒に展示したお二方の写真の感想を伝えていないので、
こちらにちょろちょろと書いておきます。

まずは企画テーマ発案者であり主催者でもある加藤さん。
写真自体に関しては、最もテーマに近いというか、よりリアルなご自身の感情を伝えようと必死に努力した印象を受ける作品でした。
自分から絞り出した言葉だからこそ、撮影の意図とテーマが数式のようにリンクしていたと思います。
だからこそ、展示方法や品質にも気を配れたらもっと面白かったのでは?と感じてしまいました。僕だったら展示する写真にも薄いベールをかぶせたりしたかもしれない。

そして今回唯一のモノクロ展示であった小山さん。
こちらも明確にテーマへの道筋を立てていらっしゃったので、写真にブレがない印象を受けました。
僕自身がモノクロをほぼ撮らない都合上、僕が語るのもどうかなと思いますが、
明暗の表情を豊かにプリントすることでグッと引き込まれるものなのだ、という気付きをあたえてくれる作品でした。
プリントのクオリティが上がることで、相対的に「ガワ」の部分にも期待してしまうところがあり、マットとプリントの間の隙間が気になってしまったり。細かな部分への配慮でもっと素敵になるんやろうな、なんて思ったりもしました。

以上、写真展「神様は直接見てはいけない」の個人的総括でした。






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